憧れのブルーズ...

チェルシーファンとして少年時代を過ごした2人が今週末、憧れのブルーズとピッチで顔を合わせた。そこで今回はマイクラブと対戦した選手たちを振り返ろう。

 

フットボールファンの中には少年時代に心を奪われ、一生をそのクラブに捧げる人も少なくはない。しかしフットボーラーは時にその感情を抑えなければならない時が来る。

 

今節の相手ポッターズのFWピーター・クラウチ、監督マーク・ヒューズは少年時代からチェルシーファンだったと知られている。しかしクラウチはリヴァプールの一員として2006年のコミュニティシールドでチェルシーと対戦し、ヒューズは1994年のFA杯決勝でマンチェスター・ユナイテッドのユニフォームを着てブルーズと顔を合わせた。もちろんヒューズはその後、チェルシーに加入してFA杯獲得に貢献している。

 

かつて憧れたクラブとの対戦をした選手は彼らだけではなく、その中には悔しい思いをした面々もいる。

ポウル・メイソン

ウェストロンドン生まれのメイソンはチェルシーファンとして少年時代を過ごしたが、アーセナルに加入してスター選手の仲間入りを果たした。1989年のガナーズの中で貴重な若い力としてリーグ制覇に貢献。その翌年にもクラブに多くのタイトルをもたらした。アーセナルから移籍した後も、ウェンブリーで2度ブルーズと対戦していずれも敗れているメイソン。1998年のリーグ杯はミドルズブラ、2000年のFA会ではアストンヴィラのユニフォームを着てチェルシーと顔を合わせた。

ジョー・コール

ロンドンの中心街で育ったジョー・コールが地元のブルーズに心を奪われるのは自然な流れだったことだろう。しかし彼がキャリアをスタートさせたのはウェストハムだった。ハマーズではフランク・ランパードと共にプレーしたジョー・コールは、2002/03シーズンまで愛するブルーズと対戦することはなかった。その活躍が認められてチェルシーに加入すると、30年ぶりのリーグ優勝の立役者となった。

ルーク・ショウ

キングストンに生まれてチェルシーを応援するようになったルーク・ショウは、サウスコートでプロキャリアをスタートさせた。サウサンプトンのユースチームを卒業し、初めてチェルシーと対戦したのは2012年のプレミアリーグ。また、このシーズンのFA杯では5-1でブルーズに敗れている。マンチェスター・ユナイテッドに加入する直前にスタンフォードブリッジを訪れた試合はドロー、その他の2試合はチェルシーに軍配が上がった。リーグ戦ではチェルシーから3シーズンで1ポイントしか奪えていない。

ジャック・コリソン

ウェールズ代表として活躍したジャック・コリソンの生まれはワトフォード。父親の影響を受けてチェルシーを応援するようになった彼は、ウェストハムのアカデミーでフットボールのいろはを学んだ。2008年に代表デビューを果たしたコリソンはハマーズとしてスタンフォードブリッジに足を踏み入れ、1-1のドローを経験する。その後は2度チェルシーと対戦するが、いずれもラスト40分間でブルーズに軍配。コリソンは膝の怪我で苦しい現役生活を送り、27歳でそのキャリアを終えている。

ロジャー・ジョンソン

物心ついたころからチェルシーファンだったロジャー・ジョンソンは、10歳以上はなれた2人の兄とスタンフォードブリッジのシーズンチケットを持つほどの熱心なファンだった。1994年は11歳だったジョンソンは旧シェドエンドでの観戦を経験したと話している。リーグ2のウィコムでプロキャリアをスタートさせ、2009/10シーズンにバーミンガムの一員としてプレミアリーグに初参戦。彼のチェルシー愛は本物だったが、ついにボクシングデイにブルーズをホームに迎えることになる。試合は0-0のドローに終わったが、その1か月後に行われたスタンフォードブリッジでのアウェイゲームは3-0でチェルシーが勝利している。