ゾラの魔法

1997年の今日、チェルシーはジャンフランコ・ゾラの魔法でFA杯決勝進出を決めている。

 

快晴のハイバリーで行われた一戦、ウィンブルドン相手の準決勝ではその年のフットボール記者協会選出の年間最優秀選手に選ばれるゾラが輝きを放つ。

 

そんな中、まずはマーク・ヒューズが先制ゴールを記録する。

するとこれがデビューシーズンだったゾラが、記憶にも残る華麗なゴールを披露。

 

試合は1時間過ぎ、ロベルト・ディ・マッテオからのボールをエリア側で受けると、イメージ通りのターンでディーン・ブラックウェルをかわしニール・サリヴァンを破るのだった。

 

インディペンデント紙も"サルディーニャの魔法"と、ウェンブリー進出を決定づけたこのゴールを銘打っている。

「イタリアの家族や友人は待ち侘びていたようだったね」と振り返るゾラ。「FA杯がどれだけ価値あるかは周知の通りだしね。ゴールも決められて嬉しかったよ」

 

これでほぼ試合を終わらせると、最後はヒューズがダメ押し弾。それでもこの日のヒーローは、ゾラだった。

 

「悪くなかっただろ?」とゾラについて話すヒューズ。「実はゴールの瞬間、場所的によく見えなかったんだ。ゆっくりビールでも飲みながら、あのゴールを繰り返し見ることにするよ」

その後のゾラの活躍ぶりは、ご存知の通り。今もファンから愛される、クラブを代表する選手のひとりのままだ。