ステップアップ:マイケル・ヘクター

ローン選手にスポットを当てる本コーナー、今回はレディングでの武者修行を経験したマイケル・ヘクターにインタビューしていこう。

 

2015年9月1日にチェルシーと契約を交わしたヘクター。レディングでは35試合に出場し、シーズン最終週にはコブハムでトレーニングを積んだ。そして今夏はジャマイカ代表としてコパ・アメリカに挑戦する。

 

やあマイケル、これまではどんなキャリアを歩んできたのかな?

 

ミルウォールユース出身だよ。その後はフラムのトライアルも受けたんだけど、母親が学業を重要視していたから大学のチームに入ったんだ。勉強も頑張って来たから、結果的に奨学金も受けていた。

 

大学のチームはレベルが高かったからトッテナム、ワトフォード、レディングのアカデミーとも試合をしたよ。初めはボランチ、その後はセンターバックにコンバートした。これまで数多くの試合に出場してきたし、複数のクラブでローンも経験した。そしてレディングに加入して無我夢中にプレーしていたら、チェルシーからのオファーがあったんだ。

 

これまでのキャリアが今のフットボール感に繋がっているの?

 

それはどうかわからない。でもこのクラブに来て、最新鋭の練習施設で世界最高の選手たちとプレーできることで得るものは大きい。夢のような日々だよ。自分は昔からブルーズサポーターだから正直今の状況には興奮している。母親はユナイテッドファンなんだけど、その他の家族は自分と一緒でチェルシーを応援している。

 

ローンを通して成長を感じている?

 

初めて実家を離れたのがアイルランドのダンドークへのローンの時かな。そこで初めてテレビ中継を経験したんだ。あの瞬間は忘れられない。スコットランドではアバディーンの一員としてセルティックのような強豪とも試合をした。毎週試合に出られる状況はあったし、随分と経験値を積むことができたね。

 

チャンピオンシップでの経験が多いよね?

 

そうだね。すごくタフなリーグだよ。EL決勝とチャンピオンズリーグを経験しているオラ・ジョン(レディングのチームメイト)もそういっていた。やっぱりいい時もあれば、悪い時もある。でも数年ここで戦うことで見えてくるものはあるね。レディングは2015年のFA杯は準決勝まで勝ち上がり、アーセナルに延長で敗れた。あの経験は大きいかな。

 ウェンブリーでアーセナルと対戦するマイケル・ヘクター(左)

 

レディングでは元ブルーズのスティーヴ・クラークがコーチをしているよね

 

そうだよ。彼からたくさんの技術を教えてもらった。物静かな性格だけど、選手たちの言葉に耳を傾けて的確なアドバイスをくれる。その通りにプレーするとフットボール劇的に変わるんだ。

 

レディングではボランチとセンターバックをやっているけど、どちらが本職なの?

 

育成年代はずっと中盤だったから、そのポジションの方が好きかな。ゴールも狙えるからね。でもレディングではセンターバックとして必要とされているし、チームに貢献できている実感もある。契約の時にも条件に含まれていたんだ。現代フットボールではセンターバックも足元の技術が求められるし、オープンマインドな姿勢で状況を受け入れているよ。

 

一緒にレディングへローン中のルーカス・ピアゾンについて

 

ルーカスは才能のある選手。出場機会にはいまいち恵まれていないけど、試合に出れば必ず活躍する。とんでもないゴールも奪うしね。

 

最後に、シーズン最終週にコブハムで練習した感想を聞かせてもらえる?

 

初めはファンのような心境で選手たちを見ていたけど、すぐに平常心で練習に取り組むことができた。監督、コーチからのアドバイスは本当にためになったよ。

 

- 来月はマイケル・ヘクターにコパ・アメリカへの意気込みを語ってもらう