ステップアップ:ケイシー・パルマー

ローン先で成長を続ける選手をピックアップする本コーナー。今回はチャンピオンシップで評価を上げるミッドフィルダーだ。

 

ハダーズフィールド・タウンで好調を維持するケイシー・パルマーは、攻守にわたってチームに貢献を続けている。

 

一時はハムストリングの負傷に悩まされたものの、デイヴィッド・ワグナー監督によれば週末のFA杯4回戦で復帰予定となるようだ。

 

まずはシーズン開幕の頃から振り返ってもらおう...
 

デビュー戦ではわずか1分、セカンドタッチでゴールを決めたね。プロデビューは上々?

夢のようだったよ。家族も見に来てくれて、スタジアムの20,000人のファンが名前を呼んでくれた。忘れることのできない経験になった。

 

味方が打ったシュートに詰めて、こぼれ球を押し込んだんだ。セカンドタッチでネットを揺らして、しかも決勝点になった。これ以上ない結果だよ。運命だったんだろうね。これからも同じような感覚が味わえるといいな。

 

チェルシー時代、ユースでのフットボールとは違う?

比べるものが違うよ。アカデミーにはたくさん才能ある選手がいたけど、実際こうしてピッチで戦うのとは違う。常に激しい争いを強いられるし、ファンもすごい。ローンに出て正解だったよ。

ハダーズフィールドのフットボールはどう?

監督はハイプレスが信条。ボールを失ったらすぐに取り返さないといけないんだ。オフザボールでの動きがより重要視されている。

 

もちろんボールを持った時は、ゴールに直結できるような働きを目指しているよ。だけど失点さえしなければ、負けることはないからね。ポゼッションベースで、ここまでうまくやっている。ほとんどの試合で支配率は上回っているからね。

 

ワグナーはフィットネス面、フィジカル面での成長について話していたけど...

シーズン序盤はなかなか馴染めなかった。まずはフィジカル面で整えることで、チームでも戦えることを証明したかったんだ。チャンピオンシップはとにかくフィジカルが要求される。土曜日、火曜日、土曜日、火曜日と繰り返し90分間戦うんだ。かなり濃い密度だよ。最後まで気が抜けない。

 

フィジカル面での取り組みは大きかったね。シーズン序盤こそうまくいかなかったけど、フィジオと向き合って練習を重ねた。おかげで出場機会も増えたよ。

 

90分戦えることも増えたし、やっぱりこれは何よりフィジカル面の成長が大きいよね。

 

ワグナー監督のもとでのプレーはどう?

監督は素晴らしい人だよ。情熱も感じるしね。サイドラインからも勢いがあるし、調子を落とせばすぐに言葉をかけてくれる。ピッチで戦う12番目の選手のようだよ。最後の最後に決勝点でも決めようものなら、監督が誰よりも早く喜ぶんだ。自分のデビュー戦もそうだったよ!

 

監督の指導あってこその、今シーズンの成績だ。90分間最後まで戦い続けて、ここまでいい結果を残せている。

チェルシーではファインゴールを数々記録してきたけど、ハダーズフィールドでは数える程だね。それにヘディングのゴールもあるようだけど...

びっくりだよ!ちょうどいいタイミングで飛び込んで、頭でゴールしたんだ。今シーズンこれから、もっとファインゴールを決めていきたい。まあ、どんな形でもネットを揺らせば嬉しいんだけどね。ゴールもアシストも、チームのためにひとつでも多く伸ばしていきたいね。

 

今月頭には、同じくチェルシーからイジー・ブラウンが加入したね...

自分とイジーは何年も一緒だったから、また一緒になれて嬉しいよ。怪我する前は1試合だけ同じピッチに立ったけど、前みたいにいいコンビネーションが見せられた。

 2015年、FAユース杯優勝を果たしたブラウン(左)とパルマ(右から2番目)

クラブにとっても、このコンビネーションは活きると思う。イジーにとっても成長のチャンスさ。

 

ピッチ外はどう?ロンドンを離れるのはこれが初めてだと思うけど...

これもチャレンジだね。ローン移籍する前はまだ子供だった。今はより大人へと成長している実感がある。子供も生まれたし、成熟しているのを感じるよ。料理も覚えないといけないし、掃除も自分でやる。実家じゃこうはいかなかったからね!大きなステップになったよ。

 

最後にケイシー、今シーズン残りの目標は?

まず個人としては、1試合でも多くプレーすること。スタメン出場も増やして、ゴールもアシストも増やしていきたい。決して現状に甘んじることなくね。周りはよくやってるって言ってくれるけど、このまま残り半年を過ごすだけじゃダメなんだ。ベストシーズンにして、来シーズンへの弾みをつけるよ。

 

そしてチームとしては、本当にどうなるか分からない。そもそもここまで好成績を残せるとは誰も予想していなかった。でもいけるとこまでいくよ。できるだけ多くの勝利を重ねて、プレーオフにでも進出できれば文句なしだね。