カンテ:未来への光

エンゴロ・カンテは日々の取り組み、今シーズンと昨シーズンの違いについて語ってくれた。

 

チェルシーのサポーターが今シーズンの年間最優秀選手を選出するのは非常に難しいものになるだろう。それだけ今年のブルーズは各選手が活躍している。

 

エンゴロ・カンテはその有力候補としてあげられ、攻守両面における貢献度は計り知れない。

 

彼の並外れたアジリティはピッチの広範囲をカバー。その粘り強い守備とタイミングの良いタックルで試合の主導権を手にしてきた。インターセプト、ボール奪取回数ではリーグ上位の記録を残し、名実ともにトッププレーヤーの仲間入りを果たした。

「チェルシーはこれまでとは違う。チャンピオンのクラブだ。全てを勝ち取り、常に頂点を目指している」

-

加入して間もなくチームにフィットしてみせたカンテ。コブハムでトレーニングを積む25歳の彼は、過去4年半で欠場したのは1試合のみ。それも負傷によるものだった。

 

「自分でどうにかできるものと、そうではないものがある」と話すカンテ。

 

「乗り越えるべきなのは“見えない敵”なんだ。ピッチ内外に関わらずね。まずは良く眠って、良く食べて、コンディションを維持するのが大事」

 

「時々疲れは溜まるけど、これもフットボールさ。1週間に3試合に出場することもあるけど、コンディションを整えるのは選手の義務だ」

 

「そして試合の前には自分の役割を整理する。ピッチの上で最高の仕事をするためにね」

 

「観客、審判、相手選手のことは考えないようにしているんだ。それよりも自分のなすべき仕事に集中することが大事。ベンチの選手に顔向けできないプレーをするわけにはいかないからね」

 

クロード・マケレレと比較されることもあるカンテだが、レジェンドのプレーをあまり見たことがないと明かした。幼い頃の彼が目指していた選手は守備の専門家ではなく。ディエゴ・マラドーナやブラジル代表のロナウドのような攻撃的なタイプの選手だったようだ。そう考えると、マンチェスター・ユナイテッド戦でカンテがみせたあのゴールは理想に近かったに違いない。

正直に言えば、今のカンテには攻撃面での貢献はあまり期待されていないだろう。しかしプレミアリーグで首位を走るチームにとって欠かせない選手となっている。

 

昨シーズンもプレミアリーグのトロフィーを獲得しているカンテだが、現在はレスターでの1年前とは違った役割を担っているようだ。

 

「全部が違うね。昨シーズンは優勝したけど、自分たちとしても予想外のことだった。できるだけ長く首位をキープしようと必死だったよ。追ってくる他のクラブを見ながら、どうすればいいかわからないで戦っている部分もあった」

 

「それに対してチェルシーは違う。ここはチャンピオンのクラブだ。全てを勝ち取り、常にトップを狙っている。どの試合にも勝ちに行く姿勢は、当たり前のことだからね」

 

「今のチェルシーはホーム、アウェイで80%から90%を手にしてきたけど、まだ何も達成していないんだ。この先も気が抜けないよ」

 

By ルパート・キーン