テリー:終わりよければ全てよし

ジョン・テリーは10年前のリーグ杯決勝を振り返り、あの負傷退場、表彰式について語ってくれた...

 

この試合でジョン・テリーは負傷退場となったものの、ブルーズはFA杯優勝を成し遂げている。

 

10年前となる2007年の今週、チェルシーはリーグ杯のトロフィーを獲得。この試合ではキャプテンが負傷退場となるなど、エンターテインメント性に富んだ内容となった。

 

決勝の5日目に行われたポルトとのチャンピオンズリーグでは、ジョン・テリーが負傷するというアクシデントが起きたチェルシー。しかし宿敵アーセナルとのリーグ杯決勝には我らがキャプテンの姿があった。

試合の24時間前に公式サイトで出場が発表されたジョン・テリー。前日練習ではフィジカルテストをパスし、全体練習に合流してみせた。

 

そのキャプテンの復活劇には周囲のクラブから驚きの声が寄せられた。

 

「ジョゼ(モウリーニョ)は全く期待していなかったようだけどね」と当時のことを思い出すテリー。「彼は自分が起用可能だと明確にした。ああいう駆け引きは嫌いみたいだからね」

 

ポルト戦で足首の靭帯を負傷したテリーは、どのようにピッチに復帰したのだろうか。

 

「若手だったら休んでいたかもしれない」と話すテリー。「確かに痛みはあったけど、キャリアの中で同じような怪我の経験はあった。何よりカップ戦決勝は特別な試合だからね。決勝でプレーするためなら何でもする。試合までの4、5日間は全力を尽くしたよ!」

 

怒涛の展開が待ち受けていたこの試合。アーセナルに先制ゴールを許すも、1時間過ぎにバラックのアシストからディディエ・ドログバが同点弾を決めて1-1に。するとその直後、ゴール前の混戦からアブ・ディアビのキックがジョン・テリーの顔面に直撃。テリーは意識不明となり、そのまま病院に運び込まれるアクシデントが起きた。

「あの試合は覚えているよ。ボールに触れると思った直前まではね。ゴールを奪えたと思ったんだけど、そうならなかったのは残念でならない。でも接触以降は覚えてないんだ」

 

「記憶があるのは病院に向かう救急車の中から。どこで何をしているかがわからなかったことを覚えている。試合の動向はラジオを聞いていたから、優勝したのは知っていたよ。病院に到着したけど、ドクターに自分は大丈夫だからできるだけ早くスタジアムに戻してくれと頼んだんだ」

「試合全部とはいかなかったけど、ゴールと表彰式には立ち会えた。ディアビには全く問題ないと伝えたよ。終わりよければ全てよしとは、まさにこのこと。怪我も大したことなかったし、トロフィーも手にすることができた」

 

決勝ゴールを決めたドログバへのインタビューは#allincfcで掲載している。

 

「アーセナルとのカップ戦決勝だからね」とドログバについて語るテリー。「偉大な選手は大一番で必ず結果を出してくれるんだ」

10年前のチェルシーと言えばクロード・マケレレもその中心選手だった。ブルーズの中盤を司ったレジェンドは今週末、ポウル・クレメント監督と共にスウォンジーのコーチングスタッフとしてスタンフォードブリッジに帰還する。

 

「マケレレはエンゴロ・カンテに似ている選手だったね。ピッチを縦横無尽に走り回り、チームへの貢献度は絶大だった。いなくなった時にその存在の大きさを痛感するんだ。特にマケレレは派手さはないけど、全てにおいて一流の選手だった。ピッチ外でも素晴らしい振る舞いをしていたし、クラブの栄光を築いた功労者だ」

 

「マケレレは監督の資質を備えていると思う。戦術理解度は高いし、ポジション的にも全体を把握していないといけない選手だったからね。フットボールを知り尽くしているし、PSGから一緒に仕事をしているクレメントとの存在も大きいだろう」

 

「クレメントが監督に就任してからスウォンジーは息を吹き返したけど、必ず勝ち点3を奪いたい。旧友の幸せを祈ってはいるけど、この試合の後にしてもらいたいね。スウォンジーのコンディションは上がっているだけに、ベストなパフォーマンスが求められるだろう」