
マッチプレビュー:チェルシー v アーセナル - トーキングポイント&ナンバーズ
ニュース 2018/01/10 水
トーキングポイント
アントニオ・コンテが落としてはならない重要なタイトルと位置付けるカラバオ杯。ロマン・アブラモヴィッチがオーナーに就任して以降、チェルシーは22回目の準決勝となる。アドバンテージを得た状態でエミレーツ・スタジアムでの第2戦に臨みたいところだ。
これまでのリーグ戦2試合と同じような試合展開になるのだろうか。ホームで0-0に終わった試合は非常に見応えのある試合であり、先週の2-2に終わったロンドンダービーはオープンな試合展開となり、チェルシーが5-3で勝利を収めていても不思議ではなかった。
チェルシーはアーセナルを下して、2004/05、2006/07、2014/15シーズンに続く栄冠を目指す。

キースタット
チェルシーはリーグ杯8度目の決勝進出を目指す。
第2戦を有利な状態で迎え、決勝進出の足掛かりとしていきたい。
リーグ杯優勝回数ランキング
リヴァプール | 8 |
アストン・ヴィラ | 5 |
チェルシー | 5 |
マンチェスター・ユナイテッド | 5 |
マンチェスター・シティ | 4 |
ノッティンガムフォレスト | 4 |
トッテナム | 4 |
レスター | 3 |
アーセナル | 2 |
バーミンガム | 2 |
ノリッチ | 2 |
ウォルヴス | 2 |
週末のFA杯では望むような結果を得られなかった両クラブ。アーセナルは昨季リーグ杯で対戦した際に4-0で下したノッティンガムフォレストと対決。試合に敗れ、指揮官は退席処分を言い渡された。
アーセナルがFA杯3回戦で姿を消すのは、1996年振りのこととなる。前回破れた数か月後にアーセン・ヴェンゲルが監督に就任している。
アーセナルがノッティンガムフォレスト戦以前で下位リーグに所属しているクラブに敗れた試合となると、1906年1月のハルシティ戦まで遡る。0-0で引き分け再試合となった試合で、アーセナルを4-1で破っている。
アーセナルと今季5回対戦するうち、今夜はその4戦目。FA杯でアーセナルが敗れたため、6回目の対戦が実現する可能性はなくなった。
同一シーズンにアーセナルと5試合するのは今季が初めてではない。カップ戦で2回再試合を行った1946/47シーズンにもアーセナルと5回対戦している。最近ではFA杯やチャンピオンズリーグ準々決勝で対戦した2003/04シーズンにも5回対戦している。
トップファイト最古のダービーとあり、激しい試合になる事も少なくない。1997/98シーズンでは、リーグ戦2試合とカップ戦の計4試合でイエローカードが26枚、レッドカードが2枚提示されている。
FA杯でベンチ入り禁止処分になったアーセン・ヴェンゲル監督に替わって、アシスタントのスティーヴ・ボールドがテクニカルエリアで指示を送るだろう。ボールドがサンダーランドの選手として最後にスタンフォードブリッジでチェルシーと戦ったのは1999年の開幕戦。センターバックで出場したこの試合は、ブルーズがトーレ・アンドレ・フローの2ゴール、ジャンフランコ・ゾラとグスタボ・ポジェのゴールで4-0の勝利を飾っている。

今夜起こりうること…
ウェンブリーでの決勝戦へ1歩前進する
決勝戦はマンチェスター・シティ対ブリストル・シティの勝者と現地時間2月25日日曜日にウェンブリーで激突する。準決勝のもう1試合は昨日第1戦が行われ、マンチェスター・シティが先制点を許すも2-1で逆転勝利を収めている。
数字で見るチェルシー

リーグ杯成績
優勝:1964/65、1997/98、2004/05、2006/07、2014/15
準優勝:1971/72、2007/08
ベスト4:1972/73、1984/85、1990/91、2001/02、2012/13
今夜チェルシーは13回目のリーグ杯準決勝を迎える。これまで12回中7回決勝進出を果たしている。
リーグ杯過去10年間戦績
シーズン | ラウンド | 対戦相手 |
---|---|---|
2007/08 | 準優勝 | トッテナム |
2008/09 | 4回戦 | バーンリー |
2009/10 | 準々決勝 | ブラックバーン |
2010/11 | 3回戦 | ニューカッスル |
2011/12 | 準々決勝 | リヴァプール |
2012/13 | 準決勝 | スウォンジー |
2013/14 | 準々決勝 | サンダーランド |
2014/15 | 優勝 | |
2015/16 | 4回戦 | ストーク |
2016/17 | 4回戦 | ウェストハム |
ホームでは4連勝中、直近10試合では9勝を挙げている。残りの1試合はアトレティコ・マドリッドと引き分けに終わっている。
ブルーズは、ホームでのリーグ杯で7連勝中だ。
2016/17シーズン得点者:(67)
モラタ 12、アザール 9 (3 PK)、バチュアイ 7、ウィリアン 7 (1 PK)、アロンソ 6、ペドロ 5、バカヨコ 3、リュディガー 3、アスピリクエタ 2、ダヴィド・ルイス 2、セスク 2 (1 PK)、ザッパコスタ 2、ドリンクウォーター 1、カンテ 1、ケネディ 1、モーゼス 1、チャーリー・ムソンダJr 1、OG 2
カラバオ杯今大会戦績 | ||
---|---|---|
09/20 | (3回戦) ノッティンガムフォレスト (H) | W 5-1 |
10/25 | (4回戦) エヴァートン (H) | W 2-1 |
12/20 | (準々決勝) ボーンマス (H) | W 2-1 |
カラバオ杯得点者
バチュアイ 3、ウィリアン 2、ケネディ 1、モラタ 1、チャーリー・ムソンダJr 1、リュディガー 1
試合ここまで
ホーム勝ちから:0
ホーム分けから:4
ホーム負けから:11
数字で見るアーセナル
リーグ杯成績
優勝:1987、1993
準優勝:1968、1969、1988、2007、2011
ベスト4:1978、1983、1996、1998、2004、2006、2008
11月からアーセナルは、リーグ戦とカップ戦での成績が2勝3分3敗。
2011年振りのリーグ杯決勝進出を目指す。
リーグ杯過去10年間戦績
シーズン | ラウンド | 対戦相手 |
---|---|---|
2007/08 | 準決勝 | トッテナム |
2008/09 | 準々決勝 | バーンリー |
2009/10 | 準々決勝 | マンC |
2010/11 | 決勝 | バーミンガム |
2011/12 | 準々決勝 | マンC |
2012/13 | 準々決勝 | ブラッドフォード |
2013/14 | 4回戦 | チェルシー |
2014/15 | 3回戦 | サウサンプトン |
2015/16 | 4回戦 | シェフィールド・ウェンズデイ |
2016/17 | 準々決勝 | サウサンプトン |

監督:アーセン・ヴェンゲル
就任日数:7,772
試合数:1,208
勝ち:694
分け:277
負け:237
アーセン・ヴェンゲル v チェルシー
勝ち:22
分け:17
負け:21
カラバオ杯今大会戦績 | ||
---|---|---|
09/20 | (3回戦) ドンキャスター (H) | W 1-0 |
10/24 | (4回戦) ノリッチ (H) | W 2-1(延長戦) |
12/19 | (準々決勝) ウェストハム (H) | W 1-0 |
カラバオ杯得点者
エディー・ケシャ 2、ウォルコット 1、ウェルベック 1
ここ6試合戦績
12/19 | ウェストハム (H) カラバオ杯 | W 1-0 |
12/22 | リヴァプール (H) | D 3-3 |
12/28 | クリスタル・パレス (A) | W 3-2 |
12/31 | ウェストブロム (A) | D 1-1 |
01/03 | チェルシー (H) | D 2-2 |
01/07 | ノッティンガムフォレスト (A) FA杯 | L 2-4 |
試合ここまで
アウェイ勝ちから:2
アウェイ分けから:1
アウェイ負けから:0
主審
マーティン・アトキンソンは、今季ブルーズの試合を担当するのが2回目。前回は9月のマンチェスター・シティ戦で笛を吹いた。
ニール・スワーブリックがビデオアシスタントレフェリー、ボブ・マクドナウがアシスタントに入る。
その他
出場停止選手は無し。アーセン・ヴェンゲル監督はベンチ入り禁止(3試合中2試合目)