アントニオ・コンテ - ファーストチーム監督

ジャンルカ・ヴィアッリ、クラウディオ・ラニエリ、カルロ・アンチェロッティ、ロベルト・ディ・マッテオに続くクラブ歴代5人目のイタリア人監督。うち最初の3名と同じくユヴェントスに在籍していたが、コンテは選手・監督両方の経験がある。

 

現役時代はユヴェントスで400試合以上プレー。引退後の2011年から2014年まで監督を務めると、8年ぶりのリーグ優勝から、1930年代以来となる3連覇を達成。コンテ就任の2シーズン前には7位でフィニッシュしていた。

 

さらに監督時代にはイタリアスーパー杯も2度制覇。アンドレア・ピルロ、ポウル・ポグバ、カルロス・テヴェス、アルトゥーロ・ヴィダルといった選手を呼び寄せ、就任期間の3年間いずれもセリエA年間最優秀監督に選ばれている。

 

選手時代は多彩なボックス・トゥ・ボックス型の選手として活躍。1996年には、主将のヴィアッリと共にアヤックスを下しチャンピオンズリーグ優勝を果たしている。また1993年には、UEFAカップ決勝でボルシア・ドルトムントを下している。

 

ユヴェントスの主力として、13シーズンで5度のセリエA優勝を経験。故郷のレッチェを含め、2クラブでしかプレーしていない。

 

アレッツォ、バーリとイタリア下部リーグで2006年から監督キャリアをスタートさせたコンテ。バーリを1部昇格に導くと、アタランタへ引き抜かれる。さらにシエナもセリエAへ昇格させ、その手腕が大きく評価されることとなる。

 

この結果、選手代を過ごしたユヴェントスの監督に就任。その3年後の2014年にはイタリア代表監督に任命された。代表キャップ数は20を記録し、1994年W杯準決勝、ユーロ2000準々決勝も経験している。

 

コンテのもと、イタリア代表は予選10試合無敗でユーロ2016本戦出場を決め、大会初戦ではベルギーを2-0で下し、スウェーデンにも1-0で勝利している。

 

決勝トーナメントでは王者スペイン相手に2-0の完勝。しかし続くドイツとの準々決勝では、PK戦の末敗退している。

 

戦術の柔軟性を持ち味とするコンテ。またユヴェントス時代の初年度(2011/12)には歴代3チーム目となるシーズン無敗も達成。2013/14シーズンにはセリエA最高記録となる勝ち点102も記録した。

 

2012/13シーズン、ユヴェントスはチャンピオンズリーグでチェルシーと同組に。スタンフォードブリッジでは2-2、トリノでは3-0で勝利している。このシーズンは準々決勝で、バイエルン・ミュンヘンに敗れている。

 

ユヴェントスを率いた3年間、リーグ戦ホームゲームで負けたのはわずかに2度。新天地でも同様の活躍が期待されている。

 

2016/17シーズン、コンテはチェルシーの歴代監督で最多となる就任初年度での獲得勝ち点最多を記録。またリーグ13連勝は1シーズンでの連勝記録タイ。さらに10月、11月、12月と3ヶ月連続のプレミアリーグ月間最優秀監督賞受賞は、史上初のことである。

 

チェルシーの監督としては歴代3人目となる、イングランド就任初年度でのプレミアリーグ優勝を達成。11月から首位を維持し、5月12日のWBA戦に1-0で勝利して優勝を決めた。さらにウェンブリーではトッテナムを4-2で下し、FA杯決勝にも駒を進めている。

 

また最終節サンダランド戦でトロフィーを掲げた翌日には、LMA及びプレミアリーグの年間最優秀監督賞にも選ばれている。

 

2017年7月、コンテは2年の新契約にサインした。