FAチャリティシールド:1955

1954-55シーズンにクラブ史上初のリーグタイトルを獲得したチェルシーは、同時に初となるコミュニティー・シールドに臨んだ。その対戦相手は、FAカップ決勝でマンチェスター・シティを3-0で破ったニューカッスルだった。

現在の形式と異なり、当時のコミュニティー・シールドはウェンブリーではなくスタンフォード・ブリッジで開催された。また、試合がシーズン中の第7節を終えた後の水曜に開催されるなど不思議な日程だった。当然、観客数は12802人と取るに足らない数しか入らなかった。

この試合は、チェルシーのロイ・ベントリーとニューカッスルのジャッキー・ミルバーンというエースストライカーが両雄に属していた。ニューカッスルサポーターから伝説と評されたミルバーンだが、この日は静かだった。ケン・アームストロングを中心に統率されたチェルシー守備陣によってキルバーンは抑えられてしまう。一方、古巣対戦となったベントリーは、試合を通して相手を脅かし続けた。

試合はミスから動いた。フランク・ブランストーンが送ったクロスのバウンドが、相手のアルフ・マクマイケルの対応ミスを誘うと、流れたボールに反応したジョン・トンプソンのゴールでチェルシーが先制点を奪った。

先制したチェルシーは、素早いカウンターからすぐさま追加点を奪う。右サイドのエリック・パーソンズから送られたクロスをベントリーが決めてリードを2点に広げた。

さらにチェルシーは、80分にブランストーンがゴールを挙げて3-0で試合終了。クラブ史上初のコミニュティー・シールド獲得に成功した。