FA杯:1997

1997年のFAカップ優勝は、チェルシーにとって1970年以来となるタイトル獲得となったため、サポーターの記憶に鮮明に残っているタイトルだ。

ルート・フリット率いるチームは、決勝の1週間前に2部リーグへの降格が決まったブライアン・ロブソン率いるミドルスブラと対戦した。そして試合開始わずか43秒に生まれたロベルト・ディ・マッテオのゴールと、エディー・ニュートンのゴールで2-0とし、優勝した。

この年のFAカップ初戦の相手はWBAだった。ホームでの試合で難なく3-0で快勝。そして次の4回戦で当たったのはリバプールだった。この試合はスタンフォード・ブリッジで行われた数々の試合の中でも、最も印象的な試合の一つだ。0-2とビハインドを負って迎えた後半、マーク・ヒューズとジャンフランコ・ゾラがそれぞれゴールを挙げ、試合を振り出しに戻した。そしてジャンルカ・ヴィアリのスーパーゴールでリバプールを撃破した。

5回戦はレスター・シティと対戦し、今度はチェルシーが2点のアドバンテージを得る展開となった。マーティン・オニール率いるレスター・シティは、終盤に1点を返すのみに終わった。

準決勝ではジョー・キニアー率いるウィンブルドンと対戦。シーズン序盤にリーグ戦で対戦した際にはウィンブルドンのフィジカルを前面に押し出したサッカーに苦戦して、チェルシーは2-4で敗戦した。しかし、FAカップ準決勝で対戦した際にはハーフタイム前にヒューズのゴールで先制し、後半のゾラのビューティフルゴールとアディショナルタイムのヒューズのゴールで3-0とし、快勝。試合後には決勝進出を喜んだチェルシーファンがピッチになだれ込む状況となった。