FA杯:2000

ここ3年間で2度目のFAカップ制覇を成し遂げたチェルシーは、改修前のウェンブリーでトロフィーを掲げた最後のチームになることを確実とした。

アストン・ビラとの決勝戦は比較的退屈な試合となった。72分、ジャンフランコ・ゾラのFKをGKデイビッド・ジェームズが前にこぼしたところを、ロベルト・ディ・マッテオが押し込み、この試合唯一のゴールを奪った。それでも、チェルシーは勝者にふさわしい試合をした。対戦相手のアストン・ビラは試合を通してゴールを守ることに満足するかのような消極的な戦い方を見せていたからだ。互いに決定機の少ない中、チェルシーは後半序盤にデニス・ワイズが至近距離からのシュートを決めてゴールネットを揺らしたものの、その前にジョージ・ウェアがオフサイドポジションにいたとして、このゴールは無効となった。

1999-2000シーズンのチェルシーのFAカップは、ハル・シティとのアウェイゲームでスタートした。この試合、グスタボ・ポジェがハットトリックを記録する活躍を見せ、6-1の快勝に大きく貢献。また、クリス・サットンとワイズ、ディ・マッテオもこの試合のスコアシートに名前を刻んでいた。

スタンフォード・ブリッジで行われたノッティンガム・フォレストとの4回戦は、ワイズとフランク・ルブーフのゴールで2-0の勝利を収めた。そして、5回戦はかつてのライバル、レスター・シティとの対戦となった。

ポジェのゴールでマーティン・オニール率いるレスター・シティから幸先良く先制したチェルシーは、その後ウェアにも追加点が生まれ、リードを2点に広げた。試合終了間際にマット・エリオットのゴールで1点を返されるも、レスター・シティにとって、あまりに遅すぎるゴールだった。

準々決勝の抽選結果は、チェルシーにとって歓迎すべきものだった。チェルシーはスタンフォード・ブリッジでピーター・テイラー率いるジリンガムと対戦。ジョン・テリーがトップチームでの最初のゴールを記録するなど、5-0で大勝。そして、チームはボビー・ロブソン率いるニューカッスルとの準決勝に駒を進めた。

激戦となった準決勝でポジェは、チェルシー勝利の立役者となった。17分、ウェアのパスに抜け出して先制点を記録。さらに、ロベルト・リーのゴールで追いつかれた直後の72分に今度はジョン・ハーレーのクロスを頭で合わせた。